研修・教育について

研修報告

臨床看護アドバンスコース研修

臨床看護アドバンスコース研修は、看護実践が難しいと感じた症例を「本院の理念に沿った看護とは?」「患者の権利を擁護した看護とは?」という視点から検討し、対象の持てる力を活かした看護援助を考える研修です。今年度も講師に千葉大学大学院看護学研究科の山本利江先生をお招きし、全6回開催しました。参加者はキャリアラダーⅢ・Ⅳのスタッフ計6名で、それぞれが看護実践で困難と感じた症例を持ち寄り、1事例ずつ検討しました。
研修では、はじめに情報の整理・アセスメントを通じて対象を理解し、参加者で合意できる患者像を描いた後、患者像をもとに看護援助を検討しました。事例検討を通じて以前との見え方の違いを出し合い、事例検討での学びを今後どのように看護実践につなげていけるか話し合いました。
全研修を終えた参加者からは「理念は簡潔な言葉でまとめられていて、いざ読み解いてみると難しかったが、理念に沿って看護を提供できることは病院にとって必要なことだと思う」「患者の尊厳を考えるときには、認知機能が保たれているときの発言や入院前の背景をとらえて、この患者にとっての価値観を考えることが重要であると再認識した」といった意見が聞かれ、参加者にとって学びの多い研修となったようです。
研修を通して皆さんも「看護とは…」を一緒に考えてみませんか?

  • 山本先生と参加者
    山本先生と参加者
  • 研修風景
    研修風景

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BLS研修

正しい1次救命処置を実践できることを目標に、70名の新人看護師が3日間に分かれて受講しました。救急看護認定看護師による講義編では、BLSの手順だけでなく、実際の事例を元に患者の予後にとってBLSがどれだけ重要であるかが話されました。また、入院患者にとって看護師の観察とアセスメントが、心停止を回避する一番重要な手段であるというメッセージも伝えられました。
演習は、4〜5人のグループでシミュレータを使用して行いました。病棟の患者さんを想定し、急変現場の発見から、MET(Medical Emergency Team)コール、救急カート・AED・自己膨張式バッグの準備などをして、胸骨圧迫を開始します。各グループが段々熱を帯び、徐々に声も大きくなって、全員が真剣に演習を行っていました。各グループの指導者の中には千葉市消防隊の方もいて、病院とは異なる現場での体験談もまじえながら、丁寧に指導していただきました。
病棟ですでに救命処置に遭遇したことのある新人は、「次はもっと主体的に動けるかもしれない」と話していました。今回学んだ知識や技術を定期的に復習することで、急変現場で何が起きているかを素早く理解し、その場で自分に何ができるかを考えることができるようになっていくでしょう。

  • BLS研修1
  • BLS研修2
  • BLS研修3

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新人看護師向けの「看護技術トレーニングⅠ」を開催しました

新人看護師を対象に、5 月から 6 月にかけて看護技術のトレーニングを実施しています。
「大学病院において必要とされる基本的な看護技術を安全かつ的確に実践できる能力を養う」 ことを目的に、部署で特に必要とされる看護技術【膀胱留置カテーテル・導尿・吸引・経管栄養】のうち、配属先の部署が選択した1項目について行います。研修施設であるクリニカルスキルズセンターで開催し、病室と同じような環境で研修に応じたシミュレーターを使用して学びます。 新人看護師は、ナーシング・スキルを用いて事前に自己学習(e-learning)をして参加し、研修での体験を通して理解を深めます。2〜3 名の少人数グループに、キャリア開発室のスタッフが1名ずつ付いて指導します。その技術の目的や留意点を確認してから、指導者のデモンストレーションのあと練習し、手順を進めながら、解剖生理・技術の根拠を確認します。また、交互に患者役をすることで、ケアを受ける患者さんの気持ちに配慮した声掛けや手順を考えることもできます。

  • 看護技術トレーニング1
  • 看護技術トレーニング2
  • 看護技術トレーニング3

参加した研修生からは「少人数での研修であったため、質問もしやすく、手順書にない注意点がわかり理解を深めることができた」「少人数で行うことができて、しっかりポイントが指摘してもらえたので課題がはっきりわかった」などの感想が聞かれています。また「清潔操作やセッシの持ち方など基本的なところをしっかり行うこと」など具体的な課題を見つけることができていました。
入職して3か月、新人看護師たちは、このような研修での学びを活かし、日々自己学習を重ね、 患者さんへ安全なケアが提供できるよう頑張っています。

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2019年度新採用者の早期研修を行いました!

当院が毎年実施している新採用者の早期研修を、3月27日、28日の2日間に分けて行い、採用者83名のうち、新卒者77名が参加しました。
この研修は例年2日前後で行っていましたが、今年からはナーシング・スキル(看護技術を動画とE-ラーニングで確認・習得するオンラインツール)で事前学習をしてもらうことで、1日の研修となりました。
研修は、コミュニケーション研修と静脈血採血の演習を行いました。コミュニケーション研修ではゲームのような演習を通し、看護師として多職種と協働するためのコミュニケーションの意味や伝達の仕方について考えました。静脈血採血では模擬患者を想定し、安全且つ手順に沿った技術を提供するにはどうしたら良いかを考え、シミュレーターを用いて採血をしました。技術演習や実習からしばらく離れていた新採用者にとって、看護師としての責任を再認識する1日になりました。
この研修は、新採用者が初めて集合する研修であり、仲間づくりの重要な機会にもなっています。研修を通して知り合った仲間は、採用後も心の支えとなり、共に成長していく仲間になることでしょう。
4月から社会人としてスタートするワクワク感と、緊張感を抱えたこの新採用者を、各配属部署ではプリセプター、シニアプリセプターを中心にスタッフ皆でお迎えします。

  • 早期研修1
  • 早期研修2

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看護実践のナラティブ-座談会-研修を行いました!

ナラティブとは、看護師が臨床での自らの経験をストーリーとして語り、その出来事を意味づける行為です。この研修は、他者の看護実践の語りを聞くことで、自己の看護実践を振り返り、看護実践に活かす視点を得ることを目的に実施しています。
今回、ラダーⅡ~Ⅳ、管理者の11名が参加しました。千葉大学大学院看護学研究科の山本先生をオブザーバーとしてお招きし、当院の小児看護専門看護師、緩和ケア認定看護師の二人から、実践の中で心に残る経験を語ってもらいました。参加者は真剣に二人の語りに耳を傾け、それぞれの立場で考える機会を得、自由に意見交換をしました。時に感情が揺すぶられ、涙する参加者もいました。
参加者からは、「他者の体験やその時感じたことを聞くことで、自分だったら何が出来たのだろうか…と考える機会を得た。」「なかなか自分の気持ちを語る場はないので、とても貴重な時間だった。」「他者の意見を聞き、思いや葛藤を共有できた。」などの意見が聞かれました。
是非、あなたの感じた看護を身近な他者に語ってみませんか?

  • 早期研修2

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