市原市を対象にした看護師の求人ページを上から10件開くと、掲載中と書かれた件数は28件から1,087件まで開いていました(2026年9月8日実測)。数えている対象がそろっていないため、件数からは候補の広さが読み取れません。市原市にある病院は13で、そのうち7が急性期系の入院料を届け出ています。
13分の7は53.8%で、千葉県の9つの二次医療圏では最も高い割合です(2026年7月1日現在・編集部の算出)。この記事は求人票の中身に立ち入らず、国と県が公表している欄のほうを、行政区画の単位で数え直します。
急性期系の届出は、9圏域で割合が最も高く、実数では下から3番目
二次医療圏「市原」に市町村はひとつしかありません。名簿に載る13病院は所在地が13件とも市原市で、圏域の境と市の境が同じ線になっています。
| 数えた欄 | 市原圏域 |
|---|---|
| 病院 | 13 |
| 急性期系入院料の届出あり | 7 |
| 同じ欄が空いている | 6 |
| 許可病床の合計 | 2,341床 |
(病院と許可病床の数は千葉県「令和8年度 病院名簿」2026年4月1日現在、届出の欄は関東信越厚生局が2026年7月1日現在でまとめた資料。編集部が2つを施設単位で結んで数えた。6は「届出なし」とは読めない。2つの資料は別々に作られており、機械的に結んだ結果として残った空白がこの6である)
9圏域すべてに同じ式を当てても、53.8%を上回る圏域は出てきませんでした。ただし母数が13しかないため、届出が1つ動くだけで7.7ポイント振れます。2位との差は1.6ポイントで、この順位は1施設分の重みより狭い幅の上に乗っています。
7は資料の中から拾い上げて足した数で、6は13から7を引いて残った数です。足した側は1件ずつの積み上げですが、引いた側は「該当が無かった」という事実の上にしかありません。
実数の7のほうは、9圏域のうち下から3番目です。7の内訳は、従来の急性期一般入院料が5、急性期病院A一般入院料が2、同Bが0でした(編集部の算出)。
市原の13行については、先に作ってあった圏域別の集計表と、2026年9月8日に1件ずつ突き合わせました。病院数・許可病床・届出数・病床機能の4系統とも、食い違いはありませんでした。
病床の側から見ても、急性期が68.4%を占める
入院料の届出は施設を数えたものですが、病床機能報告は床を数えたものです。市原で報告の値が出ているのは11病院・合計1,985床で、内訳は高度急性期108床(5.4%)、急性期1,358床(68.4%)、回復期355床(17.9%)、慢性期164床(8.3%)でした(2025年7月1日現在・いずれも編集部の算出)。
この4つの割合は、11病院が報告した1,985床の中での比です。市原市の病床をすべて数えたものではないので、ほかの資料の床数と並べて引き算しないでください。13のうち2つは、精神の病床しか持たず報告の対象になる病床が無いため、この1,985床に出てきません。
同じ式で9圏域を出すと、急性期の割合が最も高いのも、慢性期の割合が最も低いのも市原でした。ただし慢性期については、圏域内の1つの病院が150床を慢性期として報告し直せば15.8%になり、最小ではなくなります。この圏域に慢性期の病床がほとんど無い、という意味には読めません。

「急性期以外」は、ひとつの選択肢ではない
急性期の側から動くことを考えると、次に見るのは急性期以外の入院料の欄になります。市原では、この欄に何かが入っている病院が7あります。
ただし7という数は、区分をまとめたときの数です。区分ごとに数えると、療養病棟入院基本料が3、回復期リハビリテーション病棟入院料が3、地域包括ケア病棟入院料が2、地域包括医療病棟入院料が1でした(2026年7月1日現在・編集部の算出)。区分の数を足すと9になりますが、施設で数えると7です。2つの区分を持つ病院が2つあるためです。
ここで7という数が2回出てきますが、急性期系の7と急性期以外の7は同じ病院の集まりではありません。両方の欄に値がある病院は5で、数が同じであることは中身が同じであることの根拠になりません。
「急性期以外へ移る」と決めた時点では候補が7に見えても、「回復期のリハビリに移る」と決めた瞬間に候補は3になります。どの区分を選ぶかを先に決めるかどうかで、見えている数が倍以上変わります。
同じ1圏域を足しても、療養は3倍、急性期系は1.7倍
区分を決めて候補が3になったとき、次の選択肢は市の外へ出ることです。市原では圏域を出ることと市を出ることがひとつの操作になります。
どこまで広げられるかは本人にしか決められません。編集部は距離も所要時間も測っていないため、足す先を指定しません。ここでは同じ資料で数え終えた県内の圏域を2つ例に取り、候補の数がどう変わるかだけを示します。
| 届出の欄 | 市原圏域(13病院) | 千葉圏域を足す(59病院) | 君津圏域を足す(32病院) |
|---|---|---|---|
| 急性期系入院料 | 7 | 31 | 12 |
| 療養病棟入院基本料 | 3 | 16 | 9 |
| 回復期リハビリテーション病棟入院料 | 3 | 16 | 5 |
| 地域包括ケア病棟入院料 | 2 | 13 | 5 |
(3つの列はいずれも関東信越厚生局の同じ資料〈2026年7月1日現在〉から編集部が数え、圏域ごとの合計が県計と一致することを確認した。足す操作は編集部が行ったもので、通勤の可否を判定したものではない。この表は候補の数だけを示しており、どの区分が働きやすいかの判定は置いていない)
同じ「1圏域を足す」という操作でも、伸びる区分は足す先で違います。君津圏域を足すと療養は3.0倍になりますが、急性期系は1.7倍にとどまります。
範囲を人に伝えて探してもらう場合、この操作は相手側で行われます。何を単位に範囲を渡すことになるのかは、探す範囲を他人に渡すと何が起きるかに書きました。

上位10件に並ぶ勤務先は、病院よりも介護と在宅のほうが多い
「市原市 看護師 求人」は月間検索数210、SEO難易度26で、検索する人が実在する語です(2026年9月8日実測)。表記を変えた「市原 看護師 求人」は30、語順を入れ替えた6件はいずれも0で、同じ問いを二重に数えないよう210を代表値としています。
一方、「市原」の2文字が入るキーワードはデータベースに63,540件あり、うち看護の語を含むのは80件、0.13%でした(編集部の算出)。よくある質問の検索では俳優・サッカークラブ・県外の高校が上位を占め、働く側の問いは入っていません。
上位10件を開くと、10件とも求人の一覧か検索結果のページで、二次医療圏を主題にしたページは1件もありませんでした。そのうち2ページで求人の見出しを数えたところ、病院の名前が付いているのは31件中4件と20件中7件で、残りは介護施設・訪問看護・クリニックでした(編集部の算出)。
本記事の13は、病院として県の名簿に登録された施設の数です。名簿の枠に入らない職場は、この13に数えられていません。上位の一覧と本記事では、そもそも数えている母集団がそろっていません。
夜勤のある病棟に残るかどうかで見え方が変わるなら、夜勤を続けるかどうかを実額で判断するを先に読んでおくと、区分を決める材料が1つ増えます。
範囲より先に区分を決めると、数え直しが1回で済む
市原の13は、全部に目を通せる数です。ただし区分を決めずに13を眺めても、候補は13のまま動きません。この記事の数字から決められることは2つです。
- どの区分の欄を見るか ── 急性期系なら7、療養と回復期リハビリテーションなら3、地域包括ケアなら2です。ここを決めないと、外を足したときに何が増えたのかも読めません
- 市の外を足すかどうか ── 増え方は区分によって違うため、先に区分を決めておくと、足す先を試すたびに全部を数え直さずに済みます
急性期の側に残る場合、続けられるかどうかは病棟の外側の条件でも決まります。明けの日の決まり方は、夜勤明けの扱いがどの文書に書かれているかにまとめてあります。
よくある質問
市原市に病院はいくつありますか?
13です。千葉県の病院名簿(2026年4月1日現在)に、市原市を所在地として載っている施設を編集部が数えました。二次医療圏「市原」に属する病院も同じ13です。ただし名簿の対象にならない職場は、この13に含まれません。
市原市は千葉市と同じ医療圏ですか?
違います。千葉市は二次医療圏「千葉」、市原市は二次医療圏「市原」で、区分は千葉県保健医療計画が定めています。市町村がひとつだけで構成される二次医療圏は、県内では千葉市と市原市の2つです。本記事が千葉圏域の数を足しているのは、圏域が同じだからではなく、範囲を広げたときの候補数を示すためです。
まとめ
- 市原市の病院は13で、うち7が急性期系の入院料を届け出ています。53.8%は9圏域を同じ式で計算したときの最大値ですが、母数が13のため1施設で7.7ポイント振れ、2位との差は1.6ポイントです(2026年7月1日現在・編集部の算出)
- 実数の7は9圏域で下から3番目です。割合と実数で位置が逆になります
- 病床機能報告(2025年7月1日現在・値が出ている11病院1,985床)では、急性期が1,358床で68.4%、慢性期が164床で8.3%でした。この割合は、報告のあった1,985床の中だけで計算したものです
- **「急性期以外」は1つの選択肢ではありません。**区分ごとの届出は療養3・回復期リハビリテーション3・地域包括ケア2・地域包括医療1で、区分を決めた瞬間に候補は3以下になります
- 圏域の境と市の境が同じ線のため、外へ出る操作はひとつしかありません。君津圏域を足すと療養は3.0倍、急性期系は1.7倍で、同じ操作でも伸びる区分が違います
その病院がどの区分を選んだかは、届出の欄に書いてあります。あなたがその区分で何年働けるかは、書いてありません。
参考・出典
- 厚生労働省関東信越厚生局「保険医療機関・保険薬局の施設基準の届出受理状況及び保険外併用療養費医療機関一覧」(届出項目別1・千葉県、2026年7月1日現在、作成日2026年8月3日) https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/chousa/kijyun.html
- 千葉県健康福祉部医療整備課「令和8年度 病院名簿・診療所名簿・歯科診療所名簿」(2026年4月1日現在) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/sidou/documents/r8byouinmeibo.xlsx
- 千葉県健康福祉部健康福祉政策課「千葉県保健医療計画(令和6年度から令和11年度)」(二次保健医療圏の区分と構成市町村) https://www.pref.chiba.lg.jp/kenfuku/keikaku/kenkoufukushi/r6hokeniryou.html
- **本記事の数値は、上記3資料と令和7年病床機能報告(2025年7月1日現在)を施設単位で結合した
04_リサーチ/2026-09-02_千葉県_医療機関マスタ.csvを、2026年9月8日に記事担当が1行ずつ数え直したものです。**割合はいずれも編集部の算出 - 「市原市 看護師 求人」の検索需要(関連キーワード63,540件・うち看護等を含むのは80件/サジェスト6件/よくある質問7,584件)と、同KWの上位10件の見出しの実測(平均40.8見出し・平均10,028字)は、記事担当が2026年9月8日にラッコキーワードMCPを実行した結果です

