国立健康危機管理研究機構 国立国府台医療センター(国立国府台医療センター)は、市川市にある東葛南部圏域(千葉県の二次医療圏)の病院です。関東信越厚生局の届出受理状況(2026年8月1日現在)で、東葛南部圏域の病院のうち児童・思春期精神科入院医療管理料の届出があるのは、国立国府台医療センターだけです。精神の側から見たいなら、許可病床の精神140床、名前に「精神科」を含む3件の特定入院料、医療情報ネットに1人と載る精神看護専門看護師の3つを手がかりにできます。
国立国府台医療センターの特定入院料には、東葛南部61病院でほかに名前の見えない児童・思春期精神科入院医療管理料がある
児童・思春期精神科入院医療管理料という届出名は、関東信越厚生局の届出受理医療機関名簿(2026年8月1日現在)で、東葛南部圏域の61病院のどこに載っているのか。編集部が2026年10月6日に特定入院料の欄を61病院分たどったところ、この名前は国立国府台医療センターの欄に1か所ありました(数え上げは編集部の算出)。

児童・思春期精神科入院医療管理料は、国立国府台医療センターで働く看護師が、病床の届出名として耳にしうる名前の1つです。届出の病床が許可病床の一般と精神のどちらに数えられているかは、届出の名簿と県の病院名簿のどちらにも書かれていません。
「精神科」の語は、表7行目の5件のうち児童・思春期精神科入院医療管理料・精神科救急急性期医療入院料・精神科急性期治療病棟入院料1の3件の名前に入っています。残る2件は、ハイケアユニット入院医療管理料1と地域包括医療病棟入院料2です。
国立国府台医療センターの公表区分の一覧:市川市、許可病床367床
国立国府台医療センターの1行目の名称は、県の病院名簿(2026年4月1日現在)の表記です。千葉県の地域医療支援病院のページは、この病院を旧称つきで載せています(旧称:国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院)。
| 項目 | この病院の値 | 基準日 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 名簿上の名称 | 国立健康危機管理研究機構 国立国府台医療センター | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 所在地 | 市川市(東葛南部圏域) | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 開設者の区分 | 国 | 2026年4月1日 | 編集部の区分(千葉県病院名簿の開設者と、千葉県保健医療計画の用語解説から付けたもの) |
| 許可病床 | 367床(一般227・精神140) | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 標榜する診療科 | 内科、心療内科、精神科、児童精神科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、内視鏡内科、肝臓内科、循環器内科、アレルギー科、リウマチ科、小児科、外科、消化器外科、腎臓内科、乳腺外科、内視鏡外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、救急科、歯科、麻酔科、ペインクリニック外科、臨床検査科、病理診断科、血液内科、感染症内科、肝胆膵外科 | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 入院基本料の区分 | 一般病棟入院基本料:急性期一般入院料2(4棟200床) | 2026年8月1日 | 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」(項目別1) |
| 特定入院料の届出 | ハイケアユニット入院医療管理料1、地域包括医療病棟入院料2、精神科救急急性期医療入院料、精神科急性期治療病棟入院料1、児童・思春期精神科入院医療管理料 | 2026年8月1日 | 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」(項目別2) |
| 看護の体制に関わる届出(名称) | 急性期看護補助体制加算、看護職員夜間配置加算、看護補助加算(看護補助加算1)、看護配置加算 | 2026年8月1日 | 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」(全医療機関出力) |
| 救急の区分 | 救急告示を受けている | 2026年10月13日確認(一覧の記載は令和8年10月1日時点) | 救急病院等を定める省令(昭和39年厚生省令第8号)に基づく千葉県『救急病院等一覧』 |
| 病床機能報告 | 高度急性期4・急性期196・回復期0・慢性期0(床) | 2025年7月1日 | 「令和7年病床機能報告」 |
| 退院患者の病気の分類(DPC。比率の大きい3区分) | MDC06 消化器系疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患 28.0%、MDC02 眼科系疾患 14.1%、MDC11 腎・尿路系疾患及び男性生殖器系疾患 9.6%(退院患者の比率。病棟の構成ではない) | 2024年6月〜2025年5月の退院 | 厚生労働省「令和6年度DPC退院患者調査」施設別MDC比率(百分率は編集部の換算) |
| 国・県の指定 | 地域医療支援病院 | 県のページの更新日2026年4月1日 | 国・県の各指定の一覧(一覧の名前とURLは参考・出典) |
国立国府台医療センターが令和7年病床機能報告で1床以上を報告した区分は、表10行目の高度急性期と急性期の2つです。市川市の記事にある病床機能報告で使った区分の数ごとに市川市の病院を分けた表に照らすと、この病院は区分を2つ使う組に入ります。
国立国府台医療センターの急性期一般入院料2に、告示が定める看護職員の数
国立国府台医療センターの一般病棟入院基本料の区分は、急性期一般入院料2(4棟200床)です。基本診療料の施設基準等(平成20年厚生労働省告示第62号)は、第五の二の(1)のロの①の1で次のように定めています。
「当該病棟において、一日に看護を行う看護職員の数は、常時、当該病棟の入院患者の数が十(急性期一般入院料1にあっては七)又はその端数を増すごとに一以上であること」
急性期一般入院料2には本文の十が当たります(10対1)。
十という数は、一般病棟の4棟のそれぞれにかかる病棟単位の基準であり、看護師1人あたりの受け持ち人数を定めたものではありません。夜勤帯に勤務する人数を示す数とも違います。また、4棟のそれぞれに実際に配置されている看護職員の数は、届出の区分からは読み取れません。
急性期一般入院料2の届出が続いているかは関東信越厚生局の届出受理医療機関名簿で、配属先の病棟の体制は病院で確かめてください。
医療情報ネットに載る国立国府台医療センターの看護職員:看護師233.5人
精神看護の専門看護師1人は、慢性疾患看護の1人と並んで専門性の表に載っています(国立国府台医療センターのページ。最終更新日2026/3/18、2026年9月26日取得)。
| 項目 | この病院の値 | 基準日 |
|---|---|---|
| 看護師 | 233.5人 | 記載なし(ページの最終更新日2026/3/18) |
| 認定看護師(人数が1人以上と記載された分野) | がん化学療法看護認定看護師2人、がん性疼痛看護認定看護師1人、感染管理認定看護師2人、皮膚・排泄ケア認定看護師1人 | 記載なし(ページの最終更新日2026/3/18) |
| 専門看護師(人数が1人以上と記載された分野) | 精神看護専門看護師1人、慢性疾患看護専門看護師1人 | 記載なし(ページの最終更新日2026/3/18) |
国立国府台医療センターの採用ページから写した、看護師の募集の条件
国立国府台医療センターの採用ページから2026年10月6日に、看護師の募集の条件の一部を、募集の区分ごとに原文のまま写しました。千葉看護部は原則として毎月1回採用ページと照らし合わせて違いを直していますが、応募は受け付けていないため、条件の全体と応募方法は採用ページで確かめてください。
募集区分:有資格者(常勤)の看護師募集要項 中途採用
| 採用ページの見出しの語 | 採用ページの記載(原文のまま) |
|---|---|
| 二交代制勤務 | 夜勤/16時00分から9時30分(15時間30分)/日勤/8時30分から17時15分(7時間45分) |
| 三交代制勤務 | 深夜/0時30分から9時15分(7時間45分)/準夜/16時30分から1時15分(7時間45分)/日勤/8時30分から17時15分(7時間45分) |
| 給与等 | 職員給与規程により支給します。これまでの経歴により加算があります。 |
| 基本給 | (例)/経験3年 336,000円(主要手当含む)/(日勤のみの場合 281,000円(主要手当含む))/経験5年 351,000円(主要手当含む)/(日勤のみの場合 295,000円(主要手当含む)) |
| 主要手当 | 夜勤手当(2交代夜勤4回の場合)、住居手当(上限額の場合)含/注:その他、勤務手当、扶養手当等有り |
| 専門看護手当 | 認定看護師 3,000円/月/専門看護師 5,000円/月 |
| 賞与 | 年間4.4月分程度支給されます |
| 有給休暇 | 就業規則による/年次休暇20日 ※4月採用の場合 |
| 宿舎 | あり |
募集区分:有資格者(非常勤)の看護師募集要項
| 採用ページの見出しの語 | 採用ページの記載(原文のまま) |
|---|---|
| 給与 | 時給1,840円/通勤手当、夜間看護等手当、賞与年2回有 |
| 勤務形態 | 週31時間勤務(週5日勤務)他/勤務時間については要相談 |
出典:看護師・看護助手 募集要項|国立国府台医療センター(https://kohnodai.jihs.go.jp/nurse/030/010/recruit.html)
急性期一般入院料2(4棟200床)の国立国府台医療センターに、応募の前に確かめること
国立国府台医療センターの表では、許可病床が一般と精神に分かれ、特定入院料のうち3件が「精神科」の名を持ちます。編集部の読みでは、一般と精神の看護がどこで交わるかが、この病院で働く人の毎日を形づくります。
- 一般病棟4棟に入院した患者に精神科の診療が加わったとき、その患者の看護計画を、精神の病床の看護職員と話し合う場はあるか
- 児童・思春期精神科入院医療管理料の届出の病床では、入院している子どもの家族との面談に、受け持ちの看護師も同席するか
まとめ
- 関東信越厚生局の届出受理状況(2026年8月1日現在)で、東葛南部圏域の病院のうち児童・思春期精神科入院医療管理料の届出があるのは、国立国府台医療センターだけです
- 特定入院料の届出5件のうち3件が、名前に「精神科」を含みます(関東信越厚生局の届出受理状況、2026年8月1日現在)
- 国立国府台医療センターの許可病床367床は、千葉県の病院名簿(2026年4月1日現在)の種別の欄で一般と精神の2つに分かれます
参考・出典
- 千葉県健康福祉部医療整備課「令和8年度 病院名簿」(2026年4月1日現在) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/sidou/documents/r8byouinmeibo.xlsx
- 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」項目別1・項目別2・全医療機関出力(令和8年8月1日現在・令和8年9月1日作成) https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/chousa/kijyun.html
- 基本診療料の施設基準等(平成20年厚生労働省告示第62号)。令和8年厚生労働省告示第70号(令和8年6月1日適用)による改正後の文面を、厚生労働省法令等データベースで2026年9月26日に確認 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=84aa9732&dataType=0
- 救急病院等を定める省令(昭和39年厚生省令第8号) https://laws.e-gov.go.jp/law/339M50000100008
- 千葉県「救急病院等一覧」(令和8年10月1日時点。2026年10月13日確認) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/taiseiseibi/kyukyuiryoukikan.html
- 千葉県「病床機能報告制度(令和7年)」(2025年7月1日時点) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/byousyoukinou/r7byousyoukinou.html
- 厚生労働省「令和6年度DPCの評価・検証等に係る調査『退院患者調査』の結果報告について」(参考資料1(11)施設別MDC比率) https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00203.html
- 千葉県「地域医療支援病院業務報告書について」(ページの更新日 令和8年4月1日) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/chiikiiryou/gyoumuhoukoku.html
- 医療法6条の3第1項に基づき病院が報告し、同条5項に基づき公表された医療機能情報(厚生労働省「医療情報ネット」国立健康危機管理研究機構 国立国府台医療センターのページ。最終更新日2026/3/18/2026年9月26日に取得) https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2430/initialize?kikanCd=1200581900&kikanKbn=1&prefCd=12
- 医療法(昭和23年法律第205号) https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000205

