東京女子医科大学附属八千代医療センター(以下、八千代医療センター)は八千代市の病院で、東葛南部圏域に属します。東葛南部圏域は、千葉県が定める二次医療圏の1つで、八千代市のほか船橋・市川・浦安・習志野・鎌ケ谷の5市を含みます。関東信越厚生局の届出受理状況(2026年8月1日現在)で、東葛南部圏域の病院のうち小児入院医療管理料1の届出があるのは、八千代医療センターだけです。病床機能報告の高度急性期70床・急性期375床、届出の急性期病院A一般入院料8棟334床、医療情報ネットの助産師36人は、下の表と節に並べてあります。
東葛南部61病院の届出で、小児入院医療管理料1は八千代医療センターの1件
数えたのは関東信越厚生局の届出受理医療機関名簿(2026年8月1日現在)の特定入院料の欄で、母数は東葛南部圏域の61病院です。2026年10月6日に編集部が61病院の届出を施設ごとに引き直し、小児入院医療管理料1の行を持つのが八千代医療センターの1病院であることを確かめました。

小児入院医療管理料1は、入院基本料とは別に病院が届け出る特定入院料の1つで、名称のとおり小児の入院に関わる届出です。看護師から見れば、八千代医療センターの中に小児の入院を扱う届出の単位があることを示す欄になります。
名称の「1」は区分の番号で、その区分の施設基準の中身はこのページでは扱いません。届出の行から分かるのは受理されたという事実までで、小児の病室で働く看護職員の数や勤務の形は読み取れません。
八千代医療センターの入院基本料の届出は、急性期病院A一般入院料の1件です。急性期とは性格の違う病棟へ同じ病院の中で移る道が、東葛南部の病院でどれほど開いているかは、届出の組み合わせから病院の中での異動の余地を見たページで扱っています。
許可病床500床・病床機能報告の高度急性期70床と、八千代医療センターの届出の行
許可病床500床の八千代医療センターについて、名簿・厚生局の届出・救急・病床機能報告の行を上から順に埋めました。
| 項目 | この病院の値 | 基準日 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 名簿上の名称 | 東京女子医科大学附属八千代医療センター | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 所在地 | 八千代市(東葛南部圏域) | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 開設者の区分 | その他 | 2026年4月1日 | 編集部の区分(千葉県病院名簿の開設者と、千葉県保健医療計画の用語解説から付けたもの) |
| 許可病床 | 500床(一般500) | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 標榜する診療科 | 内科、血液内科、糖尿病内科、呼吸器内科、腎臓内科、循環器内科、消化器内科、神経内科、リウマチ科、外科、消化器外科、乳腺・内分泌外科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、眼科、耳鼻いんこう科、泌尿器科、歯科口腔外科、皮膚科、小児科、小児外科、産科、婦人科、麻酔科、救急科、放射線科、病理診断科、神経精神科、心療内科、リハビリテーション科、小児眼科、小児耳鼻いんこう科、神経小児科、小児救急科 | 2026年4月1日 | 千葉県「病院名簿」 |
| 入院基本料の区分 | 一般病棟入院基本料:急性期病院A一般入院料(8棟334床) | 2026年8月1日 | 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」(項目別1) |
| 特定入院料の届出 | 特定集中治療室管理料2(令和8年6月1日以降に新たに算定する場合又は引き続き算定するとして届け出直す場合)、特定集中治療室管理料2(上記以外の場合)、脳卒中ケアユニット入院医療管理料、新生児特定集中治療室重症児対応体制強化管理料、総合周産期特定集中治療室管理料、新生児治療回復室入院医療管理料、小児入院医療管理料1 | 2026年8月1日 | 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」(項目別2) |
| 看護の体制に関わる届出(名称) | 急性期看護補助体制加算、看護職員夜間配置加算 | 2026年8月1日 | 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」(全医療機関出力) |
| 救急の区分 | 救命救急センター(県の指定) | 2026年10月13日確認(一覧の記載は令和8年10月1日時点、救命救急センターの指定のページの更新日は令和8年8月20日) | 救急病院等を定める省令(昭和39年厚生省令第8号)に基づく千葉県『救急病院等一覧』、千葉県『救命救急センターの指定について』 |
| 病床機能報告 | 高度急性期70・急性期375・回復期0・慢性期0(床) | 2025年7月1日 | 「令和7年病床機能報告」 |
| 退院患者の病気の分類(DPC。比率の大きい3区分) | MDC06 消化器系疾患、肝臓・胆道・膵臓疾患 22.8%、MDC01 神経系疾患 12.1%、MDC04 呼吸器系疾患 10.3%(退院患者の比率。病棟の構成ではない) | 2024年6月〜2025年5月の退院 | 厚生労働省「令和6年度DPC退院患者調査」施設別MDC比率(百分率は編集部の換算) |
| 看護師の特定行為研修 | 厚生労働省の指定研修機関一覧に掲載(指定年2025年、特定行為区分13区分) | 令和8年3月現在 | 厚生労働省「特定行為研修の指定研修機関一覧」 |
一般病棟8棟334床について、告示第62号の通則が書いていること
八千代医療センターが届け出た一般病棟入院基本料は8棟334床で、区分名は急性期病院A一般入院料です。基本診療料の施設基準等(平成20年厚生労働省告示第62号)は、第五の二の(1)のイの①の1で次のように定めています。
「当該病棟において、一日に看護を行う看護職員の数は、常時、当該病棟の入院患者の数が十(急性期病院A一般入院料にあっては七)又はその端数を増すごとに一以上であること」
急性期病院A一般入院料には、括弧書きの七が当たります(7対1)。
七という数は、一般病棟の8棟のそれぞれにかかる病棟単位の基準であり、看護師1人あたりの受け持ち人数を定めたものではありません。夜勤帯に勤務する人数を示す数とも違います。また、8棟のそれぞれに実際に配置されている看護職員の数は、届出の区分からは読み取れません。
急性期病院A一般入院料の届出が続いているかは関東信越厚生局の届出受理医療機関名簿で、配属先の病棟の体制は病院で確かめてください。夜勤の回り方まで調べるなら、夜勤の多さを病棟単位に測る物差しを説明した記事が別にあります。
医療情報ネットの人員配置で看護師464.4人・助産師36人、八千代医療センターの専門性の表
表の値は、八千代医療センターが医療法6条の3第1項により県へ報告し医療情報ネットに載ったもので、2026年9月26日に取得しました(ページの最終更新日2026/3/9)。
| 項目 | この病院の値 | 基準日 |
|---|---|---|
| 看護師 | 464.4人 | 記載なし(ページの最終更新日2026/3/9) |
| 助産師 | 36人 | 記載なし(ページの最終更新日2026/3/9) |
| 認定看護師(人数が1人以上と記載された分野) | がん化学療法看護認定看護師1人、がん性疼痛看護認定看護師1人、感染管理認定看護師2人、手術看護認定看護師2人、小児救急看護認定看護師2人、新生児集中ケア認定看護師1人、透析看護認定看護師1人、糖尿病看護認定看護師2人、乳がん看護認定看護師2人、緩和ケア認定看護師1人、集中ケア認定看護師1人、認知症看護認定看護師1人、皮膚・排泄ケア認定看護師2人 | 記載なし(ページの最終更新日2026/3/9) |
| 専門看護師(人数が1人以上と記載された分野) | 小児看護専門看護師1人、精神看護専門看護師1人、急性・重症患者看護専門看護師1人 | 記載なし(ページの最終更新日2026/3/9) |
看護師464.4人の小数は、非常勤の人を週あたりの勤務時間で常勤に換算しているためです(ページの用語解説)。認定看護師の13分野の人数を足した19人は、表の値を編集部が合計したものです。
八千代医療センターに配属を尋ねるための3点:小児入院医療管理料1と8棟334床
届出名と病棟数は表で分かっても配属の実際はそこに書かれていないため、編集部は次の3点を応募前に八千代医療センターへ聞いておくよう勧めます。
- 小児入院医療管理料1の届出に当たる病室へ、既卒で入職した看護師が配属されることはあるか。あるなら、希望を伝える時期と相手はどう決まっているか
- 看護師の特定行為研修の指定研修機関一覧に載る研修は、既卒の入職者も申し込める対象か。対象なら、入職から何年目からか
- 急性期病院A一般入院料の8棟334床のうち配属されうる病棟で、夜勤を何人の看護職員で組んでいるか
まとめ
- 関東信越厚生局の届出受理状況(2026年8月1日現在)で、東葛南部圏域の病院のうち小児入院医療管理料1の届出があるのは八千代医療センターだけです
- 一般病床だけで500床という許可の内訳は、千葉県の病院名簿(2026年4月1日現在)によるものです
- 届出受理状況(2026年8月1日現在)の一般病棟入院基本料は急性期病院A一般入院料の8棟334床で、告示第62号の通則が当てる数は七です
- 看護師464.4人・助産師36人と、小児看護など3分野の専門看護師が、医療情報ネット(最終更新日2026/3/9)に載っています
参考・出典
- 千葉県健康福祉部医療整備課「令和8年度 病院名簿」(2026年4月1日現在) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/sidou/documents/r8byouinmeibo.xlsx
- 関東信越厚生局「届出受理医療機関名簿」項目別1・項目別2・全医療機関出力(令和8年8月1日現在・令和8年9月1日作成) https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/chousa/kijyun.html
- 基本診療料の施設基準等(平成20年厚生労働省告示第62号)。令和8年厚生労働省告示第70号(令和8年6月1日適用)による改正後の文面を、厚生労働省法令等データベースで2026年9月26日に確認 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=84aa9732&dataType=0
- 救急病院等を定める省令(昭和39年厚生省令第8号) https://laws.e-gov.go.jp/law/339M50000100008
- 千葉県「救急病院等一覧」(令和8年10月1日時点。2026年10月13日確認) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/taiseiseibi/kyukyuiryoukikan.html
- 千葉県「救命救急センターの指定について」(2026年10月13日確認) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/chiikiiryou/kyuumei-shitei.html
- 千葉県「病床機能報告制度(令和7年)」(2025年7月1日時点) https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/byousyoukinou/r7byousyoukinou.html
- 医療法6条の3第1項に基づき病院が報告し、同条5項に基づき公表された医療機能情報(厚生労働省「医療情報ネット」東京女子医科大学附属八千代医療センターのページ。最終更新日2026/3/9/2026年9月26日に取得) https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2430/initialize?kikanCd=1200019100&kikanKbn=1&prefCd=12
- 医療法(昭和23年法律第205号) https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000205
- 厚生労働省「令和6年度DPCの評価・検証等に係る調査『退院患者調査』の結果報告について」(参考資料1(11)施設別MDC比率) https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00203.html
- 厚生労働省「特定行為研修の指定研修機関一覧」(令和8年3月現在) https://www.mhlw.go.jp/content/001711295.pdf

